「ジムに通う時間がない」「混雑を避けて集中したい」「長期的にコストを抑えたい」などの理由から、ホームジムを作る人が増えています。
しかし、いざ自宅にトレーニング環境を整えようとすると、スペースの確保や費用、器具の選び方など、気になるポイントが多いものです。
本記事では、ホームジムを作る際に押さえておきたいポイントや、おすすめの器具・予算別プランについて詳しく解説します。自分に合ったトレーニング環境を作るための参考にしてください。
ホームジムの費用目安とおすすめプラン
プラン | 内容例 | 予算目安 |
---|---|---|
ライトプラン | ・ダンベル(可変式) ・インクラインベンチ) ・ジムマット | 5万円〜10万円 |
ミドルプラン | ・ダンベル(可変式) ・パワーラック ・バーベル&プレート ・インクラインベンチ ・ジムマット | 20万円〜35万円 |
ハイエンドプラン | ・ダンベル(可変式) ・パワーラック or スミスマシン ・バーベル&プレート ・インクラインベンチ ・ケーブルマシンやマルチマシン ・ジムマット | 50万円〜100万円以上 |
ライトプラン
ライトプランは、まずダンベルとベンチ、そして床を保護するマットを揃える構成です。
最小限の道具であっても、プレスやスクワット、アームカールなど幅広い種目をこなせるため、初心者が気軽に始めるには十分です。
予算が5万から10万円程度で抑えられ、部屋も四畳半ほどあれば良いでしょう。
大掛かりな器具を導入するハードルを避けられるため、スペースやコストをあまりかけられない方にもおすすめです。楽しみながら徐々に慣れていき、筋トレの習慣づくりを行うには最適な入り口といえるでしょう。
ミドルプラン
ミドルプランは、ビッグスリー(スクワット・ベンチプレス・デッドリフト)に代表される本格的なフリーウェイトトレーニングを行いたい方に向いた構成です。
パワーラックやハーフラックを設置し、バーベルとプレートを揃えて安全に高重量に挑める環境を整えます。
ベンチを可変式にすれば多様な角度から筋肉を刺激でき、さらにスクワットやデッドリフトのように下半身も充実したトレーニングが可能です。
防音や床の補強に気を配り、予算はおよそ20万から35万円が目安となります。
本格志向ながらも、まだ大掛かりなマシンには踏み切れない方におすすめです。
ハイエンドプラン
ハイエンドプランは、ジムさながらの本格的な設備を自宅に集約する構成です。
パワーラックやスミスマシン、ケーブルマシンなどを導入し、上半身から下半身まであらゆる角度で鍛えられる空間を確保します。
ダンベルも高重量対応の可変式を揃えておくと幅が広がり、いろいろな種目を組み合わせやすくなります。
床や壁を含めた防音・補強のためのリフォームも必要な場合が多く、予算は50万円以上、場合によっては100万円を超えることも。
スペースに余裕があり、長く使うことを見据えた大規模な投資を考えている方に向いています。
おすすめのステップ
はじめから大きな投資をするのは勇気がいりますから、まずはライトプランでダンベル+ベンチの組み合わせからスタートしてみるのがおすすめです。
トレーニングに慣れ、もっと本格的にやりたいと思った時点でパワーラックなどの導入を検討すれば、失敗が少なくて済むでしょう。
ホームジムで人気の器具やマシン
可変式ダンベル

重量調整が可能な可変式ダンベルで、1台で複数の重量設定ができるため、限られたスペースでも幅広いトレーニングが可能です。
シンプルなワンスイッチ機構により、スムーズに負荷を変更できるため、ワークアウトの効率が向上します。
ダンベルラック不要で収納もコンパクトに収まり、自宅トレーニングやジム設備の充実に適したアイテムです。
アジャスタブルインクライン&デクラインベンチ

アジャスタブルインクライン&デクラインベンチは、背もたれの角度を自由に調整できる多機能ベンチで、フラット、インクライン(上向き)、デクライン(下向き)に対応しています。
ベンチプレスやダンベルエクササイズの幅を広げ、さまざまな部位を効果的に鍛えることが可能。
安定性が高く、耐久性に優れた設計で、初心者から上級者まで快適に使用できます。
ジムマット

ジムマットは、床の保護と衝撃吸収を目的としたトレーニング空間の必需品です。
高密度な素材が重量機器の負荷を分散し、床面を傷つけることなく安全にトレーニングができます。
防音効果もあり、ダンベルやバーベルの落下時の騒音を軽減するため、自宅や集合住宅でのトレーニング環境にも適しています。
滑りにくい表面加工が施され、安定した足場を提供します。
パワーラック

パワーラックは、安全にスクワットやベンチプレスなどの高重量トレーニングを行うためのフレーム型の器具です。
頑丈なスチール構造により、安定感がありながらも柔軟な調整機能を備えており、個々の体格やトレーニング目的に合わせた設定が可能です。
セーフティバーが付属しているため、一人でも安心して高負荷トレーニングに取り組むことができます。
オリンピックバー

重量トレーニングやパワーリフティングに使用される高耐久のバーベルバーです。
標準的な長さと重量を持ち、精密なローレット加工が施されているため、滑りにくく安定したグリップを確保できます。
ベアリングシステムが搭載されているモデルもあり、スムーズな回転によってリストや関節への負担を軽減し、安全にリフティングを行うことができます。
ラバープレート

バーベルに取り付けるウェイトプレートで、耐衝撃性に優れたゴム素材でコーティングされています。
重量ごとに色分けされていることが多く、視認性が高いためスムーズな重量変更が可能です。
床に落としても衝撃を和らげるため、自宅トレーニングスペースでの安全性を向上させます。
オリンピックバーと組み合わせることで、デッドリフトやスクワットなどの基礎トレーニングを強化できます。
マルチスミスマシン

マルチスミスマシンは、スミスマシンの軌道固定型バーベルと、フリーウェイトエリアを兼ね備えた多機能なトレーニングマシンです。
バーベルをレールに沿わせて移動させるため、安定性が高く初心者でも安全にトレーニングできます。
また、ケーブルマシンやチンニングバーが一体化されているモデルもあり、全身をバランスよく鍛えられます。
狭いスペースでも、さまざまな種類のトレーニングを行うことができるでしょう。
懸垂マシン(チンニングマシン)

懸垂やチンニングを行うためのトレーニングバーで、異なるグリップパターンに対応しており、広背筋や上腕二頭筋などを効果的に鍛えられます。
設置は壁やラックに取り付けるタイプが一般的で、ジムやホームトレーニング環境に適しています。
手の位置を変えることで、筋肉への刺激を調整できるため、トレーニングのバリエーションを広げるのに役立ちます。
ホームジムを作る際の確認事項
部屋の広さと間取りを確認
最初に考えるべきは、トレーニングスペースの確保です。
パワーラックを置いて本格的にベンチプレスやスクワットをする場合、最低でも4畳半以上、できれば6畳以上の部屋が望ましいです。
加えて、器具を動かしたり、補助としてセーフティーバーを出したりする余裕を考えると、8畳程度あるとより快適です。
バーベルの長さや可動域を十分に取れるか、天井高やドアの位置なども慎重に測りましょう。
床の補強と防音対策
重いバーベルやダンベルを扱う場合は、床の強度や騒音が不安です。
「ジムマット」を用意しましょう。
ジムマットには衝撃を和らげ、床の傷や振動を減らす役割があります。
それでも不安がある場合は、コンパネ板や防音材を組み合わせ、よりしっかりした床補強をする方法もあります。
モチベーション維持の工夫
ホームジムは人目を気にしないで済む反面、「今日はサボろうかな…」と妥協してしまいがちです。
そこで、モチベーション維持の工夫が必要です。
- 週や月ごとに目標を設定し、数値として記録する。
- SNSやトレーニング仲間と進捗を共有する。
- お気に入りの音楽や動画を楽しめる工夫をする。
- 部屋のインテリアを変えたりポスターを飾ったりして気分を上げる。
賃貸・分譲マンションの場合
マンションやアパートの場合は、まず管理規約を要チェックです。
騒音や振動が問題視されやすいこともあります。
夜遅くのトレーニングは控えたり、床の防音マットを厚めにするなどして近隣への配慮をしましょう。
分譲マンションでも同様に管理組合のルールがあるかもしれません。
事前にしっかり確認しておくと安心です。
ホームジムを作るメリット
時間を自由に使える
ジムへ通うとなると、移動時間はもちろん、混雑具合や営業時間などを気にしなくてはなりません。でもホームジムなら自宅にあるので、朝の少しの時間や深夜など、スキマ時間にすぐトレーニングを始められます。
仕事が長引いても「もうジムが閉まってしまった…」ということがありませんし、移動がないぶん、気軽に取り組めるというわけです。
コストパフォーマンス
ジムへの月額費用は、場所によりますが1万円ほどかかることも珍しくありません。
数年単位で考えるとかなりの金額になりますよね。
一方、ホームジムは初期投資こそ必要ですが、一度器具を揃えてしまえば、長期的にはお得になる可能性が高いです。
もちろんメンテナンス費や買い替え費用はありますが、月会費がかからない分、積み重ねると大きな差につながるかもしれません。
人目を気にせずに済む
ジムだとどうしても周囲の人の視線や、使いたいマシンが埋まっている状況などが気になるものです。
ホームジムならば人目を気にせず、自分だけの空間で集中してトレーニングができます。
服装を気にしなくていいのも地味にありがたいです。
筋トレ初心者や、人前での運動を苦手に感じる方にとっては、特に大きなメリットになるでしょう。
衛生面の安心感
ジムではタオルやスプレーで器具を拭き取るルールがあっても、どうしても他人との共用になるので不安を感じるかもしれません。
ホームジムならば自分と家族以外はほとんど使いませんから、衛生面のコントロールがしやすいのです。
器具を好きなタイミングでしっかり掃除できるので、安心して使えます。
環境づくりを楽しめる
ホームジムでは、インテリアやBGM、照明などを自分好みにアレンジできます。
壁紙を貼ったり、好きなポスターを飾ったり、照明をこだわったりと、モチベーションの高まる空間を自由に作れるのです。
トレーニング中に観たい動画や音楽を大音量で楽しめるのもいいですよね。
まさに自分専用の特別なトレーニング空間になるでしょう。
本格トレーニングにはREVOLUONEのオールインワンスミスマシン

REVOLUONEは、パーソナルジム開業に特化したトレーニングマシンメーカーです。
REVOLUONEでは、「オールインワンマシン」を中心に、パーソナルジム・ホームジム等、用途に合わせたフィットネスマシンから、トレーニング効率を向上させるグッズまで、幅広くラインナップしております。
REVOLUONEのオールインワンスミスマシンは、自宅で本格的なトレーニングをしたい方にぴったりの一台です。
ジムを作ろうと考えている方は、REVOLUONEのトレーニングマシンを確認してみてはいかがでしょうか。
■本格パーソナルジムセット RE-PMS001
■価格:¥495,000(税込み)
■SET内容:下記全製品
・オールインワンスミスマシン3.0 RE-OS001 ¥385,000
・アジャスタブルインクライン&デクラインベンチ RE-FB004 55,000円
・ラバープレート RE-FP001 120kg分 ¥66,000
・EZバー1,200mm RE-FV002 ¥13,200
・オリンピックバー2,200mm RE-FV001¥33,000
・アタッチメント5点SET RE-GA025 ¥33,000
・ラットプルバー RE-GA011 ¥6,600
・プーリーハンドル RE-GA023 ¥4,400
・ケーブルハンドル RE-GA022 ¥3,300
・トライセプスロープ RE-GA020 ¥3,300
・バーベルカラー RE-GA002 ¥1,100
・バーベルパット RE-GA001 ¥2,200
通常製品価格 ¥606,100(¥111,100お得)
※製品の価格は2025年2月時点の価格
まとめ
ホームジムを作ることで、時間や他人の目を気にせず、自分のペースでトレーニングに取り組める環境が整います。
最初は最低限の器具から始め、徐々に本格的な設備へと拡張していくのがおすすめです。
費用面でも、長期的に見ればジム会費を払い続けるよりもお得になる可能性があります。
トレーニング環境を充実させることで、継続的な運動習慣を身につけることができます。
自分に合ったホームジムを作り、理想の体づくりを始めましょう。