フィットネスジムは、健康志向の高まりを受けて今注目のビジネスです。
しかし、フィットネスジムを成功させるためには、適切な準備と計画が必要です。
本記事では、フィットネスジム開業を目指す方々に向けて、具体的なステップや開業時に必要な手続き、そして成功させるためのポイントについて解説します。
また、ジム開業に欠かせないトレーニングマシンについても紹介し、開業に向けてしっかり準備を行いましょう。
フィットネスジムの種類
フィットネスジムの種類について、以下3種類のジムを紹介します。
ジムの種類 | 価格帯 | サービス内容 | 主なターゲット層 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
総合フィットネスジム | 月額: 7,000円〜20,000円 | ・トレーニングマシン ・プール ・スタジオプログラム(ヨガ、ダンス等) ・サウナ ・パーソナルトレーニング対応 | ・幅広い年齢層の健康志向の人 | 施設が充実しており、初心者から上級者まで対応。設備コストが高い |
無人型ジム | 月額: 3,000円〜8,000円 | ・24時間トレーニングマシン利用 ・無人受付 ・オンライン入会対応 | ・忙しい社会人 ・学生 | 運営コストが低く、いつでも利用可能。防犯対策が重要 |
パーソナルトレーニング型ジム | 1回: 7,000円〜20,000円以上 | ・マンツーマン指導 ・個別プログラム作成 ・食事指導 ・短期間集中型のトレーニング | ・ダイエット目的の方 ・スポーツ選手 ・フィットネス競技の選手 | 高単価で利益率が高いが、トレーナーの質で集客に差がある |
総合フィットネスジム
総合フィットネスジムは、トレーニングマシン、プール、スタジオプログラム(ヨガ、ダンス等)、サウナなど、多彩な設備とサービスを提供する大型施設です。
幅広い年齢層の健康志向の方に利用されています。代表的な総合フィットネスジムとして、以下の2つを上げます。
・コナミスポーツクラブ
全国展開しており、豊富なプログラムと多様な設備を備えています。初心者から上級者まで幅広く対応しています。
・セントラルスポーツセントラルスポーツは、全国に200店舗以上を展開する大手スポーツクラブで、プール、ジム、スタジオプログラムなど多様な施設とサービスを提供しています。
無人型のジム
無人型のジムは、スタッフを常駐させず、24時間営業を行うことで低コスト運営を実現しています。
セキュリティシステムや入退室管理システムを導入し、利用者が自由にトレーニングできる環境を提供しています。
日本での代表的な無人型ジムとして、以下の2つが挙げられます。
・エニタイムフィットネス
世界中に展開する24時間営業のフィットネスジムで、日本国内でも多数の店舗があります。日中はスタッフが常駐し、それ以外の時間帯は無人で運営されています。
・chocoZAP
RIZAP社が運営する完全無人の24時間ジムで、月額3,278円(税込)という低価格で利用可能です。セルフエステや脱毛器も備えており、女性会員の割合が高いのが特徴です。
パーソナルトレーニング型のジム
パーソナルトレーニング型のジムは、専門のトレーナーが個別に指導を行い、利用者の目的や体力に合わせたオーダーメイドのプログラムを提供します。
短期間での成果を求める方や個別のニーズに応じた指導を希望する方に人気があります。代表的なパーソナルトレーニングジムとして、以下の2つが挙げられます。
・RIZAP
短期間で結果を出すことをコンセプトにしたパーソナルジムで、厳格な食事管理とトレーニング指導が特徴です。全国に店舗を展開しており、知名度も高いです。
・BEYOND
全国に90店舗以上を展開するパーソナルジムで、質の高いトレーナーが在籍しています。入会金は無料で、回数券やライフプランニングコースなど、多様なプランが用意されています。
フィットネスジム開業までの流れ
フィットネスジムを開業する際は、計画から運営準備、最終的なオープンに至るまで、段階的に進める必要があります。
それぞれのステップで具体的な行動を取り、スムーズに進められるよう準備しましょう。
・ステップ1.開業に向けた事業計画を作る
・ステップ2.資金を調達する
・ステップ3.物件探し
・ステップ4.導入マシンの購入及び搬入
・ステップ5.開業に必要な届出や許可を申請する
・ステップ6.ホームページの作成やSNSでの告知
・ステップ7.フィットネスジムのオープン
ステップ1.開業に向けた事業計画を作る
事業計画は、フィットネスジムを成功させるための最初の一歩です。
計画には、提供するサービス、ターゲット層、収支計画を詳細に記載する必要があります。
例えば、ターゲット層が初心者であれば、簡単に使えるマシンや基礎的なトレーニングプログラムを重視するべきです。また、競合するジムの料金や設備を調査して、差別化ポイントを明確にしましょう。
収支計画では、初期投資や毎月の運営費、損益分岐点を具体的に算出しましょう。事業計画は、資金調達時に金融機関への説得材料にもなります。
ステップ2.資金を調達する
フィットネスジムを開業するためには、初期費用が必要です。
前述した総合型フィットネスジムや無人型ジム、パーソナルジムによって、かかる初期費用は変わります。
例えば、総合型フィットネスジムでは1億円以上、無人型ジムは2,000万〜3,000万円、パーソナルジムであれば300万〜1,000万円が必要です。
自己資金が不足している場合は、金融機関の融資や日本政策金融公庫の創業融資を活用します。また、補助金や助成金の利用も検討するとよいでしょう。資金計画では、開業後の収益予測と運転資金の確保を含めて具体的に計算します。
ステップ3.物件探し
フィットネスジムにとって、立地は成功の鍵を握る要素です。無人型ジムでは、駅近や住宅地など人の流れが多いエリアが適しています。一方、総合型ジムは広い敷地が確保しやすい郊外型の物件が向いています。また、物件を選ぶ際には、床の耐荷重や天井の高さ、防音対策など、設備面の条件を必ず確認してください。特にトレーニング機器の設置に影響するこれらの要素は、後の運営に大きく関わります。
ステップ4.導入マシンの購入及び搬入
ターゲット層に応じたマシンを選定し、必要な設備を購入します。たとえば、パーソナルジムの場合はマルチマシンやダンベルセットなどの基本的な設備が中心です。一方、無人型ジムでは、ランニングマシンやウェイトトレーニング用のマシンを複数台用意する必要があります。総合型ジムの場合、プールやスタジオの設置も検討が必要です。マシンの購入後は、専門業者に設置を依頼し、利用者が快適にトレーニングできる配置を考えましょう。
ステップ5.開業に必要な届出や許可を申請する
フィットネスジムを開業するには、手続きが必要です。
個人事業主の場合は税務署への開業届提出、法人の場合は法人登記および税務署への届出を行います。
さらに、シャワー室を設置する場合は公衆浴場法に基づき保健所への届出が必要です。
消防署には防火対象物使用開始届を提出し、消防設備の設置を確認してもらう必要があります。
これらの手続きは、開業直前ではなく早めに行うことが大切です。
ステップ6.ホームページの作成やSNSでの告知
開業前から宣伝を開始し、フィットネスジムの認知度を高めましょう。
ホームページを作成しジムの特徴やサービス内容、料金プラン、所在地を詳しく記載します。
また、SNSを活用してターゲット層に向けた情報発信を行います。例えば、YouTubeやInstagramでは店舗の動画やトレーニング風景を投稿し、興味を持った方に向けて早期入会特典を告知するのも効果的です。
ステップ7.フィットネスジムのオープン
すべての準備が整ったら、プレオープン期間を設け、既存顧客や知人を招待して施設の運営を試験的に実施します。
その後、グランドオープンイベントを開催し、特典付きの新規入会キャンペーンなどで認知を拡大します。
オープン後も継続的なサービス向上と顧客フォローを行い、利用者の満足度を高めましょう。
フィットネスジムを成功させるために必要なこと
事業計画を立てる
前述したステップとも被りますが、事業計画はフィットネスジムを運営する上での道しるべとなる重要な要素です。
計画を作成する際には、ターゲット層、提供するサービス、競合との差別化を明確にする必要があります。
例えば、初心者向けのジムであれば、簡単なトレーニング指導や使いやすい設備を準備する必要があります。
一方、上級者やアスリートをターゲットとする場合は、専門的なマシンやパフォーマンス向上のためのプログラムを充実させましょう。
また、収支計画では開業後の損益分岐点を具体的に算出し、初期投資の回収期間を明確にしておくことが求められます。
立地は慎重に決める
立地選びはジムの集客力に大きな影響を与えます。
無人型ジムや総合型ジムの場合、駅やバス停に近い交通の便が良いエリアや住宅密集地が適しています。
また、駐車場を設けることで車での来客を見込むことができます。
一方で、パーソナルトレーニング型のジムは広いスペースを必要としないため、マンションの一室やビルのワンフロアでも十分運営可能です。
また、近隣に類似したジムがある場合は、サービスや価格設定で差別化を図り、集客を狙いましょう。
フィットネスジムの価格設定
適切な価格設定は、ジムの利用者を増やしつつ、収益を確保するために不可欠です。
価格を設定する際には、以下の要素を考慮します。
・提供するサービスの内容: パーソナルトレーニングや特別なプログラムがある場合は高価格帯に設定。
・近隣の競合状況: 地域相場をリサーチし、相場より著しく高くない料金設定を目指す。
・利用者層: 若者向けなら価格を抑え、アスリート向けなら高単価の設定も可能。
例えば、無人型ジムでは月額3,000円〜8,000円が一般的ですが、特典や付加価値を提供することで価格に説得力を持たせることができます。
集客方法を常に考える
ジムの集客を継続するためには、日々新しい方法を模索しましょう。
特に開業後は、既存顧客の満足度を高めつつ、新規顧客の獲得にも注力する必要があります。
・オンライン集客
ホームページやSNSを活用し、ターゲット層に向けて発信を行いましょう。
例えば、Instagramでトレーニング動画や施設の写真を投稿することで視覚的な魅力を伝えることができます。
・イベントの開催
体験会や無料セミナーを定期的に開催することで、潜在的な利用者にジムの魅力を伝える機会を作ります。
・紹介制度の導入
既存顧客が新規顧客を紹介した際に特典を提供する制度は、効果的な方法です。
・地元との連携
近隣の学校や企業と提携し、従業員や学生向けのプランを提案することで、新たな顧客層を取り込むことができます。
トレーニングマシンはREVOLUONE
REVOLUONEは、パーソナルジム開業に特化したトレーニングマシンメーカーです。
REVOLUONEでは、「オールインワンマシン」を中心に、パーソナルジム・ホームジム等、用途に合わせたフィットネスマシンから、トレーニング効率を向上させるグッズまで、幅広くラインナップしております。
今回ご紹介したジムの導入を検討している方はREVOLUONEのトレーニングマシンで対応できます。
ジムを作ろうと考えている方は、REVOLUONEのトレーニングマシンを確認してみてはいかがでしょうか。
REVOLUONEのオールインワンスミスマシン

REVOLUONEは、パーソナルジム開業に特化したトレーニングマシンメーカーです。
REVOLUONEでは、「オールインワンマシン」を中心に、パーソナルジム・ホームジム等、用途に合わせたフィットネスマシンから、トレーニング効率を向上させるグッズまで、幅広くラインナップしております。
REVOLUONEのオールインワンスミスマシンは、自宅で本格的なトレーニングをしたい方にぴったりの一台です。
ジムを作ろうと考えている方は、REVOLUONEのトレーニングマシンを確認してみてはいかがでしょうか。
■本格パーソナルジムセット RE-PMS001
■価格:¥495,000(税込み)
■SET内容:下記全製品
・オールインワンスミスマシン3.0 RE-OS001 ¥385,000
・アジャスタブルインクライン&デクラインベンチ RE-FB004 55,000円
・ラバープレート RE-FP001 120kg分 ¥66,000
・EZバー1,200mm RE-FV002 ¥13,200
・オリンピックバー2,200mm RE-FV001¥33,000
・アタッチメント5点SET RE-GA025 ¥33,000
・ラットプルバー RE-GA011 ¥6,600
・プーリーハンドル RE-GA023 ¥4,400
・ケーブルハンドル RE-GA022 ¥3,300
・トライセプスロープ RE-GA020 ¥3,300
・バーベルカラー RE-GA002 ¥1,100
・バーベルパット RE-GA001 ¥2,200
通常製品価格 ¥606,100(¥111,100お得)
※製品の価格は2024年11月時点の価格
トレッドミル

■自走式トレッドミル RE-TM001
■価格:¥264,000(税込み)
■製品仕様:サイズ (D)1850(W)860(H)1580/重量 175kg/色 ブラック
※製品の価格は2024年12月時点の価格
まとめ
フィットネスジムの開業は、計画的な準備が必要になります。
事業計画を緻密に立てることはもちろん、適切な立地選びやターゲット層に合わせた価格設定が重要です。
また、集客方法を多角的に考え、SNSや地域イベントを活用することで、認知度を高め、顧客満足度の向上につなげましょう。
本記事で紹介したステップを参考に、しっかりと準備を進めて、成功するフィットネスジムを実現しましょう。
REVOLUONEのトレーニングマシンも開業の強い味方として検討ください。