「パーソナルトレーナーとして、自分のジムを持ちたい」
そんな独立の夢には、経営や集客の難しさといった壁があるのも事実です。
しかし、事前に知っておけば対策がとれるもの。
この記事ではパーソナルトレーナーが独立する際に知っておきたい、失敗の原因と成功ポイントを紹介します。
せっかく独立したのに…なぜ失敗する?
資金繰りが上手くいかない
トレーナーとしてのスキルや資格を持っていても、「経営」となるとまた違ったノウハウが必要。
独立には、店舗物件の初期契約費や設備費用、内装工事費など大きな金額の費用がかかります。
さらに開業後も家賃や光熱費、広告宣伝費などのランニングコストも発生。
売上が安定するまでには一定の期間が必要ですが、その間にも支出は積み重なるため、資金繰りが苦しくなるパターンが多いのです。
また、銀行や各種金融機関からの融資を受けるにも、しっかりとした事業計画書の作成や経営プランの提示が求められます。
これらに不慣れなままスタートしてしまうと、必要以上に高い物件を借りてしまったり、マシンの導入コストを過小評価したりして、予定していた以上に大きな赤字を抱えるリスクも。
結果として、トレーナーとしての腕は良くとも資金繰りが上手くいかずに閉業せざるを得ないという事態に陥るのです。
集客ができない
独立後の大きな障壁としては、集客の問題もあります。
大手のジムやフィットネスクラブは広告費をかけたり、有名人を起用したプロモーションを展開したりして認知度を高めます。
しかし、独立したばかりのトレーナーにとってまとまった広告費を捻出するのは難しく、大手と比べてそこは弱みです。
また、たとえSNSやブログなどで比較的手軽な方法で情報を発信していても、「誰をターゲットにしているか」「どんな悩みを解決できるか」が曖昧だと、興味を持ってくれる人の数は限られてしまいます。
結局は「フォロワーはそこそこいても、実際にパーソナルジムへ足を運んでくれる人はごくわずか」という状況から抜け出せないことも。
こうして開業しても集客がままならず、運営資金が底をついてしまいます。
競合との差別化ができていない
パーソナルジムが乱立するなかで、同じような料金設定、同じようなトレーニング方法を打ち出してしまうと、顧客に「どこに行っても一緒では?」と思われてしまいます。
特に新規参入したばかりのトレーナーは実績やブランド力がまだ弱いため、周りに埋もれてしまう可能性が高くなります。
こうした状況では、差別化がうまくいかずに集客が伸び悩むばかりか、「一度利用してみたい」と思わせる魅力づくりにも苦戦しがち。
最終的には価格競争に巻き込まれ、一度値下げした単価を元に戻せないまま利益率が下がってしまうリスクもあります。
独立を成功させるポイントは?
独立前に明確なビジョンと目標を設定する
漠然と「自分のジムを持ちたい」という思いだけで独立に踏み切ると、軸が定まらずに迷走しがち。
最初にやるべきなのは、自分が目指す理想のジム像や、扱いたい分野(ダイエット特化、アスリート向け、リハビリサポートなど)を明確にすること。
加えて、短期的には「1年後に何名の顧客を抱えたいのか」「売上はいくらを目標にするのか」、長期的には「3年後にはスタッフを何人増やすか」といった具体的な数字も設定しましょう。
ビジョンと目標がはっきりしていれば、必要な資金計画や設備投資の優先順位もつけやすくなり、独立後の運営方針が定まります。
パーソナルジムの立地は慎重に選ぶ
独立するにあたって大きな決断となるのが「どこにジムを構えるか」。
駅チカや商業エリアなどアクセスが良い場所は集客に有利ですが、その分賃料が高くなる傾向にあります。
一方、郊外であってもターゲット層が近隣に多く住んでいる地域や、駐車場が確保できる物件なら集客が安定しやすいケースも。
開業当初は売上が不透明な時期が続きがちなので、立地と賃料のバランスは慎重に検討しましょう。
SNSで発信して見込み顧客を育てる
個人で活動するパーソナルトレーナーにとって、SNSは強力な集客ツールです。
YouTubeやInstagram、TikTokなどを活用して日々のトレーニング風景や指導ノウハウを発信しておくと、指導スタイルや人柄に共感するファンが自然に集まってきます。
独立前からSNSでフォロワーや見込み顧客を育てておけば、開業直後の集客につながるでしょう。
また、SNSは一方的な情報発信だけでなく、フォロワーとのコミュニケーションを通じて疑問点や悩みをヒアリングしやすい点もメリットです。
「どんなコンテンツを求められているか」を意識しながら継続的に発信を続けていきましょう。
顧客と長期的な信頼関係を構築する
パーソナルトレーニングはマンツーマンで行うため、顧客一人ひとりとの信頼関係がビジネスの生命線になります。
一度契約してもらえれば終わりではなく、トレーニングの進捗管理や食事のアドバイスなど、丁寧なフォローを重ねることでリピーターになってもらうことが大切。
顧客満足度が高まれば、口コミや紹介で新たな顧客を呼び込めるという好循環にもつながります。
そのためには、トレーナーとしての専門知識だけでなく、指導者としてのコミュニケーション能力やスキルを磨く意識も忘れずにいましょう。
独立は小さく始める
パーソナルジムを開業する際、ついあれもこれもと設備に投資してしまいたくなるもの。
一度に多数のマシンを揃えるよりも、まずはメニューに合わせて必要な環境を整えましょう。
そのうえで、徐々に顧客を増やしながら、設備やサービスを拡張する戦略を取るほうが賢明です。
それでも「マルチなトレーニングメニューをつくりたい!」というトレーナー様には、REVOLUONEの「オールインワンスミスマシン」がおすすめです。
【これ1台でマルチメニュー対応】オールインワンスミスマシン

REVOLUONE(レボルワン)の「オールインワンスミスマシン」は、ベンチプレス・スクワット・デッドリフト・ショルダープレスなどを1台でマルチにこなせます。
また、バーベルの軌道が固定されているため「安定したフォームでトレーニングできる」という点も顧客にとって大きなメリット。
「うちのジムにはオールインワンスミスマシンを置いています!」とアピールできて、ジムの強みにもなる頼れるマシンです。
【 商品名 】
オールインワンスミスマシン本格セット(RE-PMS001)
【 価格 】
49万5,000円(税込)
※分割可能(月々1万1,962円から)
※通常製品価格:60万6,100円(★11万1,100円お得)
【 セット内容 】
・オールインワンスミスマシン3.0(RE-OS001) 38万5,000円
・アジャスタブルインクライン&デクラインベンチ(RE-FB004) 5万5,000円
・ラバープレート(RE-FP001 120kg分) 6万6,000円
・EZバー1,200mm(RE-FV002) 1万3,200円
・オリンピックバー2,200mm(RE-FV001) 3万3,000円
・アタッチメント5点セット(RE-GA025) 3万3,000円
・ラットプルバー(RE-GA011) 6,600円
・プーリーハンドル(RE-GA023) 4,400円
・ケーブルハンドル(RE-GA022) 3,300円
・トライセプスロープ(RE-GA020) 3,300円
・バーベルカラー(RE-GA002) 1,100円
・バーベルパット(RE-GA001) 2,200円
※製品の価格は2025年2月時点
まとめ
パーソナルトレーナーとして独立する際は、トレーナー自身のスキルや知識だけでなく、経営面や集客戦略、競合との差別化など多角的に準備が求められます。
独立を成功させるためには、明確なビジョンと目標の設定、立地選び、SNSでの発信、顧客との信頼関係づくり、そして必要最小限の設備から始めて徐々に拡大する姿勢が大切です。