パーソナルトレーナーにおすすめの資格一覧
各資格の概要と受験費用について、以下の情報をご紹介します。
NESTA-PFT
NESTA-PFT(National Exercise & Sports Trainers Association – Personal Fitness Trainer)は、健康・フィットネス・ウェルネスの専門家としての知識や技術を証明する資格です。この資格は、プロフェッショナルなパーソナルトレーナーとして、国内外で活躍するための基礎を提供します。NESTA-PFTは、人体に関する豊富な知識、トレーニングについての網羅的な知識、様々なクライアントとのコミュニケーション能力、そして自分をアピールして顧客を得るビジネススキルの4つの素質を備えたトレーナーを育成することを目指しています。
受験費用に関しては、以下のようになっています。
- 認定試験費用:¥72,500(税込¥79,750)、教材費や事前講習受講料などが含まれます
- その他のコース:ゼミコースやWEBコースなどから認定試験を受講可能で、受験費用は対象のコースにより変わります
参照元:NESTA JAPAN
NSCA-CPT
NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)は、健康と体力のニーズに関して、評価・動機づけ・教育・トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う、優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格です。指導対象者はアスリートだけでなく、年齢・性別・経験を問わず幅広い層に対してトレーニング指導を行います。そのため、NSCA-CPTはトレーニングの知識に加え、医学的、運動生理学的な専門知識とトレーニングの指導技術が必要となります。
受験費用については、46,000円(税込み)となっており、これには試験料のみならず、NSCAジャパン会員費やCPR/AED受講料、学歴証明書の郵送費などが含まれる場合があります。資格取得後のキャリアに大きな価値が加わるため、投資に対するリターンも十分に期待できるとされています。
参照元:NSCAジャパン
NSCA-CSCS
NSCA-CSCS(Certified Strength and Conditioning Specialist)は、傷害予防とスポーツパフォーマンス向上を目的とした、安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技能を有する人材を認定する資格です。指導対象は主にアスリートやスポーツチームであり、筋力トレーニングや他の体力要素の指導だけでなく、施設を運営・管理することも重要な職務となります。また、栄養、ドーピング、生活習慣に関する指導など、教育者的側面も併せ持っています。
受験費用は、50,270円(税込み)で、【基礎科学セクション】と【実践/応用セクション】のいずれか1セクションのみ受験の場合は、34,100円(税込み)です。試験はコンピュータベースで行われ、受験者は試験会場や日時を選んで受験することができます。CSCS認定試験の両セクションの合格率は約50%となっています。
JATI-ATI
JATI-ATI(JATI認定トレーニング指導者)の資格は、日本トレーニング指導者協会(JATI)が発行する資格で、トレーニング指導者として必要な知識やスキルを持っていることを証明するものです。この資格は、スポーツ選手や一般人へのトレーニング指導、インストラクターやパーソナルトレーナーとして活動するための基礎資格として位置づけられています。
資格取得の流れとしては、JATIに入会し、個人正会員となった後、毎年8月頃に開催される養成講習会を受講し、ワークノート(自己学習課題)を提出します。その後、毎年10月〜3月に行われる「全国共通トレーニング指導者認定試験」に合格する必要があります。
受験費用については、一般科目が55,000円、専門科目が60,500円となっています。試験はマークシート式の筆記試験のみで、実技はありません。
参照元:日本トレーニング指導者協会
健康運動指導士
健康運動指導士は、個々人の心身の状態に応じた安全で効果的な運動を実施するための運動プログラムの作成および実践指導計画の調整等を行う役割を担う者です。医学的基礎知識、運動生理学の知識、健康づくりのための運動指導の知識・技能等を持ち、健康づくりを目的として作成された運動プログラムに基づいて実践指導を行うことができます。
受験費用は以下の通りです。
- 認定試験の受験料: 13,619円(税込)
- 資格登録料: 24,200円(税込)、有効期間5年間
- 登録更新料: 22,000円(税込)
参照元:健康・体力づくり事業財団
NASM-CPT(NASM認定パーソナルトレーナー)
NASM-CPT(NASM認定パーソナルトレーナー)は、世界100ヵ国以上に広がるパーソナルトレーナー団体「NASM」が認定する資格で、パーソナルトレーナーに必要な基礎知識を中心に構成されています。また、NASM独自のエビデンスを基盤とするトレーニングシステムを学ぶこともでき、様々な年齢、体力レベルのクライアントに適切かつ安全な運動指導をする知識を身につけることができます。
受験費用は以下の通りです。
- 41,800円(税込)
JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)
JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)は、スポーツ活動中の外傷・障害予防、コンディショニングやリコンディショニング、安全と健康管理、および医療資格者へ引き継ぐまでの救急対応という4つの役割に関する知識と実践する能力を活用し、スポーツをする人々の安全と安心を確保し、パフォーマンスの回復や向上を支援する指導者です。
受験費用については以下の通りです:
- 共通科目受講料: 22,000円(税込)
- リファレンスブック代: 電子版 2,640円(税込)/ 紙版 3,300円(税込)
- 専門科目受講料: 55,000円(税込)
- テキスト代: 電子版 8,910円(税込)/ 紙版 11,000円(税込)
- 資格登録料: 4年間で20,000円(基本登録料10,000円+資格別登録料10,000円)
- 初回登録時のみ初期登録手数料: 3,300円(税込)
参照元:JSPO
資格取得のための学習方法
独学かスクールか:効率的な学習方法を選ぼう
独学での学習
パーソナルトレーナーになるための基礎知識は独学でも習得できます。独学のメリットは、少ない費用で学習できる点です。教材費のみで済むため、スクールや専門学校に比べて経済的です。しかし、実技指導の経験や専門家からのフィードバックを得られないなどのデメリットもあります。
スクールでの学習
パーソナルトレーナースクールでは、解剖学、生理学、栄養学、実技指導、顧客とのコミュニケーション方法など、必要な知識を短期間で集中的に学ぶことができます。スクールの受講期間は各スクールによって様々で、即戦力としてデビューするためのサポートが得られます。
パーソナルトレーナーにおすすめな資格と学習方法
パーソナルトレーナーとしてのキャリアを目指す際、多くの資格が存在し、それぞれ異なる特徴や学習方法があります。自分の目標やライフスタイル、予算に合わせて、適切な資格と学習方法を選びましょう。独学はコストを抑えることができますが、スクールでは実技指導や専門的な知識を深く学ぶことができます。自分にとって最適な方法を選んで、パーソナルトレーナーとしての道を歩み始めましょう。