パーソナルジム開業資金はどれくらい必要?

「パーソナルジムを開業したいけれど、どのくらいの資金が必要なの?」

このようなお悩みはないですか?

 

実際に現状 「パーソナルジム 開業資金」 などで検索しても、ネット上にはパーソナルジムの開業に関わったことがない方が執筆した記事や広告ページしかなく、こうした情報を参考にしパーソナルジムの開業に踏み切るのは危険です。

まずは、パーソナルジムの開業資金の内訳ついてお話ししていきたいと思います。

 

これからパーソナルジムを開業したいと考えていらっしゃる方は、必ず 「どのくらいの開業費用が発生するのか」 を概算で算出しておきましょう。

開業のための予算組みは、ビジネスをスタートさせる第一歩です。

またパーソナルジムの開業は、多方面から費用が発生することが特徴です。今回ご紹介する以下の3つは、パーソナルジムの開業において必須の費用となっています。

 

① 物件取得費

内装費

③ 設備資金(マシンなど)

 

それでは順に解説していきます。

 

物件取得費

パーソナルジムの開業において初めに発生する費用が、物件取得費です。

物件取得費は平均で家賃の6ヶ月分となっています。つまり家賃30万円の物件なら、180万円(30万円×6ヶ月)です。この数値はあくまで目安であり、契約するオーナーの意向や物件の状態や立地によっても変化します。

また居抜き物件や紹介物件ならば、物件取得費をかなり抑えることが可能です。

スケルトン(一から物件の構成を組み立てるタイプ)よりも物件取得費のみならず、家賃まで低く抑えることができます。

ただし居抜き物件や紹介物件の場合

マーケティングに不利な要素はないか

顧客のニーズがある立地か?

建物がパーソナルジムの運営に不便ではないか?

などにも着目しましょう。

 

内装費

内装費もパーソナルジムの開業において欠かせない費用の一部です。内装費は様々なジャンルに分類され、それぞれに費用が発生します。下記にそれぞれのジャンルでかかる概算の費用をまとめました。

 

・内装工事費(壁や床のクロス貼りなど):200〜400万円

・電気・空調・換気設備工事費:8〜15万円

・給排水設備工事費:60~80万円

・家具・建具工事費:70~80万円

・諸経費:30~50万円

 

合計で350〜630万円の費用が発生する計算になります。あくまで目安の費用ですが、それぞれの工事でどの位の費用が発生するのかは、概ね理解しておきましょう。

またパーソナルジムの開業では 「いかにして内装費を抑えられるか」 が運営面においても重要となってきます。あまりに高額な内装費をかけて工事を行うのは避けましょう。

内装費を抑えるためには、前述した居抜き物件を選択するのが最もオススメです。特に以前スポーツクラブやパーソナルジムを運営していたなら、空調や給排水設備はそのまま使えるので、簡単な補修費のみで済む場合がほとんどです。

ただしスポーツジムやパーソナルジムの居抜き物件をピンポイントで見つけるのは至難の技です。そんな時は 「空調設備や壁紙のクロスなどが、出来るだけそのまま使える物件」 を探してみましょう。

大幅に内装費を抑えることができるはずです。

 

設備資金(マシンなど)

パーソナルジムを開業するに至って欠かせないのが、マシンやマットなどの設備資金です。

マシンはメーカーや種類によって値段が異なりますが、一般的な家庭用マシンで一台あたり15〜50万円・業務用マシンで50〜150万円が相場となっています。

パーソナルジムならば相当な施設規模でない限り、家庭用マシンで十分セッションを行えるはずです。ただしスポーツ量販店で売っているような 数万円代の安価なマシンは避けましょう

ある程度の重量感と安定感が無ければ、セッション中に転倒してしまう恐れがあります。またどうしてもマシンを安く手に入れたい方は、中古でのマシン購入もオススメです。

状態によってはメンテナンスが必要な場合もありますが、新品を購入した場合の半額まで値段が下がる可能性もあります。

ぜひ検討してみてください。