パーソナルジムの開業を考えたらマシン選びはどうする?いつ選ぶ?

パーソナルジムに導入するマシンを検討する際には、ジムのコンセプトに合ったマシンを選択する必要があります。初期投資から得られる長期的な収益性を考慮し、ジムのコンセプトにマッチしたマシンを厳選していきましょう。
ここでは、パーソナルジムの開業に際して導入を検討したいマシンの種類をご紹介しています。

パーソナルジムで主に導入されているマシンの種類

開業するパーソナルジムのコンセプトや規模、想定されるニーズに応じて導入するマシンの種類は異なります。以下ではパーソナルジムで主に導入されているマシンを紹介していますが、必ずしも紹介しているすべてのマシンを取り揃える必要はありません。
各マシンの価格は決して安くないので、開業後の運営を具体的にイメージし、マシンメーカーの担当者と相談しながら慎重に商品選びをしていきましょう。

スミスマシン

スミスマシンとは、レールに固定されたバーベルを上下に動かして筋トレをするマシンのことです。腕・肩・脚・背中・腹筋などを含め、体幹・インナーマッスルも鍛えられる総合筋トレマシンとして、多くのトレーニングジムが導入しています。
レールの軌道が限定されているため、運動中に体勢を崩してケガをするリスクを低くできます。安全性の高さでも信頼のあるマシンです。

パワーラック

スミスマシンと見た目も目的も似たマシンがパワーラックです。バーベルの軌道が決まっているスミスマシンに対し、パワーラックはバーベルの軌道を自分で自由に決められる点(フリーウェイトトレーニング)が大きな違いとなります。
自身の筋肉・体幹でバランスを取りながら運動するマシンですので、無理な重さのウェイトプレートを使用しないよう注意が必要です。

プレートマシン(プレートローディングマシン)

プレートマシン(プレートローディングマシン)とは、ウェイトプレートをマシンに装着し、負荷を調整しながら体の様々な部位を鍛えるマシンです。主に胸、背中、脚、肩などの強化が目的で、鍛えたい部位ごとに多彩なタイプのプレートマシンが用意されています。
ウェイトプレートはマシンに固定され、決まった軌道のみを移動する形となるため、正しく使用すれば初心者でもケガなどのリスクはほとんどありません。

ケーブルマシン

ケーブルマシンとは、重さの調節が可能な左右のケーブルを引いて筋肉を鍛えるマシンです。大胸筋、広背筋、三角筋など、上半身の様々な筋肉に有効です。
左右のケーブルを同時に引く一般的な使用法の他、鍛えたい側のケーブルのみを引く使用法も可能です。トレーニングのバリエーションの広さや安全性の高さが特徴です。

マルチマシン

マルチマシンとは、1台に多彩な機能が搭載された複合型のトレーニングマシンです。スミスマシンやフリーウェイト、ケーブルマシン、ローロウなど、1台の中に複数の機能が搭載された効率的なマシンです。ジムのスペースに余裕がない場合や、マシンの導入コストを抑えたい(コストパフォーマンスを高めたい)場合などには、ぜひ検討したいマシンとなるでしょう。
ちなみにマルチマシンで定評のあるメーカー「REVOLUONE」の場合、本格的なマルチマシンが319,000円(月々7,709円~)と、大変リーズナブルな価格帯となっています(※)。
※「RE-MM002」の価格。他のタイプのマルチマシンも用意されています。

トレッドミル

トレッドミルとは、いわゆるルームランナーのことです。天候に関係なく屋内で安全にランニングできるマシンとして、多くのトレーニングジムで導入されています。
屋内で有酸素運動ができるマシンとしては、トレッドミルの他にもスピニングバイクが人気です。

InBody(体成分分析装置)

簡単に体成分分析ができる装置です。部位別の筋肉や部位別の体脂肪率、内臓脂肪、ウェスト周りなどの変化を正確に測定できるため、1台導入しておくだけで、会員のモチベーションアップにつながります。

以上がパーソナルジムの開業で検討したい主なマシンとなります。
また、マシンとは異なりますが、ダンベルやバーベル、バンパープレート、ベンチ、フロアマット、全身ミラーなど、マシンとあわせて使用する必要最小限のグッズも取り揃えておくようにしましょう。

【まとめ】開業を決めたらすぐにマシンの検討に入ろう

一般的なパーソナルジムで導入されている主なマシンの種類をご紹介しました。

マシンの中には大変安価なものもありますが、耐久性やトレーニング中のリスクを考慮すれば、ある程度のコストをかけてでも良質のマシンを導入するべきです。
マシンの購入費用は初期設備投資の一定割合を占めることになるため、融資などの資金計画策定に先立ち、導入するマシンを具体的に決めておくことが理想です。パーソナルトレーニングジムの開業を決めたら、すぐにでもマシンの検討に入るようおすすめします。